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公演終了

ありがとうございました。

NOBUNAGA

2002.4.27(土)・28(日) 伊丹AI・HALL2003.4.12(土)・13(日) 香芝市ふたかみ文化ホール

ご来場ありがとうございました。

第14回公演「ノブナガ」に御来場いただきまして誠にありがとうございます。
作品は天下統一を成し遂げた織田信長が題材です。
中学校の授業で習った、織田信長の生涯に少し疑問を抱いていました。信長は本当に明智光秀に殺されたのでしょうか?
戦国時代といえども、私は人々が殺しあうことが許せませなかったので、これらの歴史を架空の別のお話に書き上げました。
この作品は昨年の伊丹アイホールで上演した作品です。全15曲のダンス作品を取り入れております。さらに稽古を重ね、私を含め出演者みんながひとまわりも、ふたまわりも大きく成長し、今日の日をむかえました。
昨年の伊丹AI・HALLでの公演に引き続き、香芝市文化センターでの公演をむかえることができ、この公演を支えていただきました御父兄の皆様、出演者・講師陣、全スタッフ、そして公演に関わってくださったすべての方に心より感謝申し上げます。
今回アンケートはございません。御家族、御友人の方々、ぜひ出演者に、終演後、またはご家庭で感想をお話ししてあげて下さい。
今後も皆様に観て楽しんでいただける作品を作り続けてまいります。次回は平成16年4月に伊丹アイホールで「三国志」を上演予定です。またお会いできることを楽しみにしております。

2003年4月吉日 スタジオ踊劇舎主宰 伊藤佳子

作者より

作品は天下統一を成し遂げた織田信長が題材です。
中学校の授業で習った、織田信長の生涯に少し疑問を抱いていました。信長は本当に明智光秀に殺されたのでしょうか?
戦国時代といえども、私は人々が殺しあうことが許せなかったので、これらの歴史を架空の別のお話に書き上げました。
話は尾張の革命児「織田信長」歴史の中では天下統一の為、多くの戦を潜り抜け戦国群雄として名乗りをあげた信長ではありましたが、今回の作品では豊臣秀吉、明智光秀、武田信玄、織田信勝らと憎しみあうことはおこりません。戦いを嫌う織田信長が優しい「風」をおこし、彼の心を穏やかにさせてしまいます。戦い、争い、憎しみは悪い「風」が巻き起こすもので、本来、人の心の中にはそのようなものは決して存在していないんだと。
最近のニュースで世情、憎しみそして悲しい出来事が多く報道されています。私はこれらの非情な世情が許せません。決してありえないかもしれませんが、人々の暖かい心を目には見えない「風」を使って表現し、新しい「織田信長」の痛快冒険物語を描きました。
これまでも子供から大人まで幅広くダンスを通して、身体の表現方法、正しい身体作りを第一に指導してまいりました。発表会とは違い、一つの作品創りをきっかけに、責任、結束、感動、達成、喜びを生徒たちとも観客とも感じたいと年に一度、2時間近い作品を創り続けています。この活動の中でそれぞれ大人たちが子供たちを、子供たちがさらに年下の子たちの面倒を責任持って見るようになり、心身ともに成長がみられるようになりました。
今回、この作品を通して子供達、出演者、観客に「人々が憎しみあうことによって生まれる、戦い、悲しみが我々の心まで荒ませてしまい、人を愛し敬う心までもなくさせてしまう」ということ、そして「人を愛し、人に愛される喜びは素晴らしいもの」ということを伝えたいと思っています。それを伝える方法として、ダンス(ソロ、群舞)を用いて一つの演劇作品として発表いたします。

あらすじ

うつけといわれながらも、戦国時代連戦連勝で、天下を統一した織田信長。本能寺で明智光秀に殺され、その生涯を閉じたと言い伝えられている。しかし、これが言い伝えにすぎないとしたら…?織田家のみに与えられたある力が、信長を神がかり的に戦いに勝ち続けさせていた。織田家の人間には風の声が聞こえるのだ。「草の匂いのする大草原で大の字になって居眠りをしたい」と言っている信長には風が味方し、一方、信長に家督を継がれた事が面白くない弟の信勝には、破壊好きの狂気が近づき彼を利用する。戦嫌いの信長と天下をとりたい信勝の戦いや、いかに…!?