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公演終了

ありがとうございました。

アルファ

2008.4.26(土)・27(日) 伊丹AI・HALL2009.4.11(土)・12(日) 香芝市ふたかみ文化ホール

ご来場ありがとうございました。

「アルファ」のテーマは、愛情です。
例えば、植木に水をあげるにしても、愛情が、あるのとないのとでは大違いだそうで、愛情が無くただ義務的なことで、いやいややっていると、植木はうまく育たないそうです。仕事もそうです、どんな仕事でも好きで,愛情をもちますと、これがびっくり、つらい仕事でも、楽しくなり心の栄養になっていきます。
子供を育てる、人を育てる、自分を育てる、夢を育てる。正しい愛情をそそげば、全てうまく行くのかもしれません。でも、近年、正しい愛情とは、何かと考えさせられます。愛情があるから、私達は、怒ったり 悲しんだり 喜んだり、色々な感情が、わいてくるのですが、正しい愛情といわれると、むつかしいですね。皆さんもこの作品を通していっしょに考えてみて下さい。
今回も、愛情もって、この作品をつくりました。ただ愛情過多で、(いつもそうなのですが)いいのか悪いのかわかりません。ご容赦下さい。公演を支えていただきましたすべての方に心より感謝申し上げます。これからもしくお願い申し上げます。

作者より

この作品を書いたきっかけは、ロボットの犬が、発売されると、聞いたときでしょうか。一生懸命開発している人には悪いのですが、私は、すごく嫌悪感を覚えました。そのロボット犬は、えさも入らなければ、糞尿もしない、てまがかからず、匂いも無く 人間に、本物の犬とおんなじように愛想をふってくれる、便利で可愛いロボット犬というのがうたい文句でした。そのとき私は、生き物の領域に、機械がはいってきた、いやだな、生き物は、いきものであるべきだ、機械は、かわりにはなれない、なってはいけない。そんなことしてたら、人間としての何か大切なものの価値が壊れていく、そんなきがして、そのロボットや、次にでてきたたまごっちが、恐ろしいものの様に感じられました。でもその時代では、皆が賞賛していましたし、批判めいたことは、はばかられましたので、この事は、私の胸の中にしまっておいて、違う文章を、書いた記憶があります。感情がある人間と、感情がないアンドロイドの思考の違い、人間の愛がもたらす奇跡というものを、面白可笑しく物語にました。踊りと演劇を織り交ぜた『アルファ』を日常の生活を忘れて楽しんで下さい。

あらすじ

話は近未来『人類の為のアンドロイド工学研究所』で、天才的な頭脳を持って。いるが精神異常の善一朗博士が脱走するために、人質事件をおこすことからはじまります。その事件のさなか、かけつけた刑事タケルは、恋人であり、研究所の職員でもあるカスミを自分のみがわりで博士に銃で撃たれて失ってしまいます。しかし、アンドロイド工学研究所は、国家機密のため、捜査どころか、事件がおこったことさえ、もみけされてしまいます。タケルはその恨みを晴らすべく、博士を捕まえようと、単独捜査をはじめるのですが、さて、タケルは博士を捕まえる事ができるのでしょうか。